※今回の記事は中学物理程度の内容が含まれるので、オタクには難しいかもしれません。
本日5/5から3日間、徳島県で全国の券取りのプロの皆さんがチームに分かれて威信をかけて最前を奪い合うマチアソビが行われますね。もちろん私としては接近にも最前にも興味がないので、関係のないイベントに思えるのですが、実はとても楽しい楽しみ方があるのでご紹介します。
マチアソビには徳島駅周辺の公園などにいくつもステージが設置されるのですが、メインステージの1つに新町橋東公園ステージがあります。このステージは川に面して作られているので、川の反対側でもステージで歌われている音楽が聞こえてきます。となるとやることは決まってますよね。ステージの近くはスタッフがたくさんいて警備が厳重ですが、対岸は公園で遊んでいるだけですから、オタ芸しようがMIXを打とうがオタク退場ルーレットになることはありません、スペースも無限にあります。それに、夕暮れ時に川の向こうに向かってやるイェッタイガーはまた違った趣があって格別です。
というわけで、とても楽しい対岸でのカワ・アソビなのですが、去年知り合いのオタクに気になることを言われました。それは「イェッタイガーが1拍遅れている」ということです。イェッタイガーに関するブログまで書いていて、そんな初歩的なミスをするはずもないので、不思議に思っていたところ、1つ思い当たることがありました。音速による誤差です。大きい会場のライブBDでふわふわ等が遅れて収録されているのは聞いたことがある人は多いとおもいます。というわけで、実際に音速による誤差がどの程度あるのか計算してみました。
調べてみると新町橋の長さは55mらしいので、これをステージと対岸の距離としましょう。また、音速はだいたい340m/sということにします。気温や風速の影響はあるでしょうが、そこまで正確にイェッタイガーのタイミングをずらすことは不可能なので無視でいいでしょう。というわけで、ステージの音楽が対岸に達し、それを聞いた対岸のオタクがイェッタイガーを発動し、そのイェッタイガーがステージに届くまでの時間は
(55 × 2) ÷ 340 = 0.32....
となり、意外とずれることがわかりました。これはBPM180ぐらいの曲だと約1拍に相当しますから、ちょうど知り合いのオタクの言葉は当たっていたことになります。(内田真礼さんのギミー・レボリューションがちょうどBPM180らしいです。)
そもそも、ずれを考慮してやるイェッタイガーが気持ちいいとは思いませんが、気になったので考察してみました。
というわけで、券取りゲームに必死になるも良し、接近で認知をもらうも良し、対岸でピンチケ行為に徹するも良し、ひたすらスロットを打って地元経済に貢献するも良し、美味い酒と飯でアドを取るも良し、エッチなコスプレイヤーを見ていいねぇ〜になるも良し、100人いれば100通りの楽しみ方があるのが、マチアソビだと思っています。3日間楽しんでいきましょう。